飼っていたトラ猫と出会ったのは自宅の庭でした。
当時教習所に通っていたのですが、少し早目の時間に自宅を出ようとすると、そこに猫がいました。
私は猫アレルギーがあって猫が大の苦手だったのですが、私の前でお腹を空に向けてコロンコロンとしている姿が可愛かったのを覚えています。
毎日のように家にやってくるその野良猫を自宅に入れて、綺麗にお風呂で洗いました。
それからは自宅で飼ってペットにしていました。
最初こそはくしゃみも鼻水も涙も出ましたし、かゆみもありました。
しかし、次第に猫アレルギーもなれてきたのか収まってきたんです。
それからは毎日抱っこしたりなでたり、ちょっとしたおやつにチュールをあげたりするのが楽しかったです。
いつも帰ってくるトラ猫が帰ってこない
私の家のトラ猫は頭が良いと近所で言われていました。
「出ていくのに、よく無事に帰ってくるもんだ」なんて言われていました。
しかしある日、夕方ころになっても外に出ていった猫が帰ってきませんでした。
普段であれば外に出ていっても、夕方にはきちんと帰ってきていたんです。
おかしいな、と思いながら庭の方にある道路を見たら、そこに猫らしきものがいました。
ああ、もしかしたら轢かれてしまったのかな。
でもそんなはずはないよな。
だってあの子は本当に頭がいいって言われてたし。
いつもきちんと帰ってきていたし。
そんなことを思いながら道路へと向かっていくと、そこでは私の飼っていた猫が轢かれてしまっていました。
痛かっただろうな、なんて思うと涙が出ました。
愛猫の死を全く受け入れられない
大好きだった猫がいなくなってから、とても寂しい気持ちでいっぱいでした。
今までなら帰宅すれば「にゃー」と鳴きながら玄関にトコトコやってきて、足元にスリスリとしてきていました。
それなのに、そのお出迎えはhもう二度としてくれないんだな、なんと思うと悲しくてしばらく泣いていました。
心にポッカリと穴があくという表現がありますが、まさにそのとおりでした。
轢かれてしまった猫は自宅の庭に埋めていましたが、そのときもすごくつらい気持ちでした。
ふとした瞬間に「あ、そろそろ帰ってくる時間かな」と思って外を見るけど、意味がないです。
死んでしまったという事実をなかなかすぐには受け入れることが出来ていませんでした。
はやく受け入れなきゃ、と思いつつもずっとくらい気分でした。
2度と飼わないと決意していたけど
私の場合は猫を事故で失ってしまいましたが、中には病気や寿命でペットロスを迎えることになる人もいるかも知れません。
ペットは大切な家族ですし、心の拠り所でもあります。
そのためペットロス最初は悲しくてご飯も食べられなかったり、ペットなんてもう飼わないなんてことを考えるかもしれません。
渡しの場合もペットは亡くなると悲しくなってしまうから、もう二度と飼わないと決意していました。
しかし、今は新しい猫ちゃんを飼って、大切に飼っています。
時間が解決してくれるかもしれません。