体験談

【ミニチュアダックスフンドの凛ちゃんと最期のお別れはできず】心に穴が空いたような気持ちとはこのことか

 

中学2年の時に、ずっと念願だった犬を飼うことができました。凛は誰にでもお腹をみせて、なでるとすぐ嬉ションしてしまうような人懐っこい子でした。ある時、私のベッドに連れていって一緒に寝ました。それが何回か続き、私が寝る支度をし始めると、散歩前のわんちゃんのように回ったりジャンプして喜ぶようになり、連れてって連れてってとアピールするようになりました。シャンプー前で臭いから今日はやめとこう、、と思っても、そのアピールが可愛いすぎて結局負けてしまい、毎日連れていき、一緒に寝るのが当たり前になりました。寝てる間も私にぴったりとくっついて幸せそうに寝ていたのを懐かしく思います。おかげでベッドは凛の毛だらけでしたが。

 

最愛のペットちゃんが亡くなった時のお話をきかせてください

2年前のことでした。私は6年前に実家を出ていて一緒に暮らしていませんでした。亡くなる1年前くらいからぱんっぱんに太っていたのに、見る度に痩せていき、おばあちゃんになっていきました。当時14歳だったこともあり、特に病院で診てもらったりはしていませんでしたので、もしかしたら何か病気があって痩せていたのかもしれません。母から逐一報告をもらい、なんとなくもうすぐかも、、と連絡を受けていたその日に、母が仕事から帰ると亡くなっていました。誰もみていないなか、1人で死んでいきました。それが凛の優しさだったのかなとも思います。私はすぐに実家へ帰り、亡骸と対面しました。寝たまま息を引き取ったのか、とても亡くなってるようには見えませんでした。

 

 

あなたがペットロスになった時の状況や気持ちなどの体験談をきかせてください

凛が亡くなってから半年間くらいは、仕事をしてても遊んでても、思い出すとすぐに涙がでてきてしまいました。初めて飼ったわんちゃんで思い入れも深く、初めて家族を亡くしたという経験は、こんなに辛いのだと知りました。ただ、最後まで一緒に暮らしていた母はもっと喪失感が大きいのだろうなと思います。 実は、実家にはもう1匹プードルを飼っていて、またあと一回、同じ経験をしなくてはいけないのか、という辛さも大きかったです。でも逆に、もう1匹いたので寂しさを埋めてもらえる部分もありました。飼っていてよかったと思います。ただもう二度とこんな思いはしたくないというのが本音です。犬は大好きで、トリマーになった程ですが、自分で飼うことはもう無いと思います。そのくらい辛い出来事でした。

 

 

これからペットロスを迎える方に向けてアドバイスするとすればどんなことを言いたいですか?

やはりだいたいが、自分より早くに亡くなってしまう命なので、ペットロスを迎える方は多いと思います。ペットロスになるということはそれだけ愛犬を愛しているということだと思うので、もっと可愛がればよかったとかそういうことで後悔する方はあまりいないと思います。私も、凛に対してやれることはやったと思えています。喪失感は大きいけど、この子はうちの子になれて幸せな犬生だったよね、と胸を張って言えることが逆にポジティブになれると思います。

 

 

-体験談