体験談

【私と食いしん坊と病気。いつまでも愛してる愛犬】ペットロスで夜になると夢に出てきた私のナビちゃん

 

 

 

 

私はミニチュアシュナウザーのメスで名前はナビちゃんを飼ってました。

カラーはブラックで珍しい子でした。

 

 

生まれつき身体が弱く家族として迎える前に動物病院で入院をしていた子でした。

ナビを選んだのは母でした。

私はナビが家族になると聞いた後に初めて対面し、抱っこしました。

当時私は小学4年生でした。

 

 

 

初めてナビを抱いた時、ナビは風邪を引いていて私は知らずにナビに顔を寄せた時くしゃみをかけられたことを今でも憶えています。

その後ナビは入院し、しばらく会えない生活が続きましたがそれまでにナビ用の服やおもちゃ、ベッドなどたくさん買いました。

この服きっとナビに似合うよって言いながら買った洋服を着せるのが楽しかったです。

よく似合ってました。

 

 

 

獣医さんの言うことが違う…

 

ナビが亡くなったのは子宮蓄膿症が原因でした。

避妊手術をしていなかったのです。

 

 

ナビが1歳頃、母の友人が同じミニチュアシュナウザーを飼っていたので子供を産ませようなんて話をしていました。

しかし母の友人の子は亡くなってしまいました。

原因は聞いていないのでわかりません。

しかしその後母はもう相手がいないけれどやはり女としていつか子供を産ませてあげたいという思いがあったため避妊手術を拒んでいました。

 

 

ナビが2歳になる頃、子宮蓄膿症が発覚しました。

動物病院に連れていくと獣医さんに

「生理があがれば治るよ」

と言われました。

私たちはそれを信じて薬を飲ませ症状を抑えていました。

 

 

ナビが7歳になったある時、いつものように薬を貰いに動物病院に行くと院長先生が変わっていました。

その院長先生には

「子宮蓄膿症は生理があがっても治らないよ」

と言われました。

 

 

私たちは悔しかったです。

医者に言われたから、治るものだと信じて薬でがんばってきたのに。

高齢になるまでナビは耐えたのに、と。

高齢になってしまったため手術のリスクが上がってしまい怖くなってしまったため今まで同様薬で対処していました。

しかし、バチが当たってしまったのです。

 

 

お別れのために朝まで耐えてくれた

 

ナビが11歳の時、食事も水も吐き出してしまい、下痢や熱が続きました。

原因は子宮蓄膿症でした。

もう身体が限界を迎えたのです。

もう今からじゃ手術を受けてくれる病院はありませんでした。

 

 

ナビが亡くなる日、私は朝からアルバイトがある日でした。

朝6時、母のナビを呼ぶ声で起きました。

ナビはぐったりとしていました。

もうそろそろだと悟りました。

 

 

私たちは慌ててナビを抱き寄せお礼を言いました。

「今までありがとう。ごめんね。大好きだよ。ずっと家族だよ。」

動いていた心臓が止まり冷たくなっていくナビをただ泣きながら抱きしめました。

 

ナビは辛かっただろうに、朝まで耐えたのです。

みんなが起きるまで、がんばって生きたのです。

 

 

 

発作のように泣いた後には夢に出てきてくれた

 

1年以上泣き続けました。

体験談を書いてる今も思い出し泣きしているくらいです。

 

 

ふとした時にナビが苦しんでいる姿を思い出しては泣き、ごめんなさいと言いながら寝ることもありました。

しかし、きっと私があまりにも後悔の念が強すぎたのでしょう。

ナビが度々夢に出てくるようになったのです。

 

 

夢の中でのナビは元気に嬉しそうに走り回って、楽しそうでした。

そこで私はすごく安心したのを憶えています。

 

「ナビ、もうつらくないんだね。」

そう夢の中で声をかけました。

 

そしてたまに発作のように泣いた日の夢にはナビが出てきてくれたのです。

きっと心配して中々成仏できなかったのでしょう。

 

私はこのままじゃだめだと思い、ナビの遺骨に今までありがとうとお礼を述べました。

それ以降ナビが夢に出てくることはなくなりました。

 

 

 

きっとあの子も生まれ変わって新しい生活が待っているはず

 

受け入れることはとても難しいことです。

私ももうナビがなくなって3年が経ちますが思い出しては泣きそうになります。

 

 

でもいつまでもすがりついてるとその子まで苦しませてしまいます。

成仏できないのはきっと苦しい。

私はそう思います。

 

 

成仏して、また新しい生を歩んでほしいです。

もしまた逢いたいと想ってくれるなら、きっとまた逢いに来てくれる。

私はそう信じています。

次はどんな子になってるかなって想像するのも楽しいです。

 

 

 

 

 

 

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