ペットロス

ちぃたんを失ったモノクロのペットロスの日々~幸せだったと言ってくれたらいいな~

 

ある日、家の台所の掃き出し窓から家を覗いている一匹の猫がいました。それが野良猫で、後に家猫となるちぃたんでした。 煮干しをあげると警戒しながら食べ始め、何日か通ってくるちぃたんに煮干しをあげ続ける日々が始まり、仲良くなるのに時間はかかりませんでした。 しかしある日、機嫌が悪かったのか頭を撫でようとしたときに猫パンチを喰らってしまいました。 ショックを受けた私は高校生にも関わらず「なんでパンチするのー」と泣き出し、それを見たちぃたんは反省したように「ニャー…」と鳴いてからは一度も猫パンチをされなくなりました。 人の感情に敏感な子で、体調が悪い家族の傍から離れず、くっついている姿が思い出されます。(仏頂面でしたが(笑))

 

 

参考【ペットロスで毎日泣く日々のあなたへ】愛しいあの子の最期の気持ちを知って試練を乗り越える方法

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最愛のペットちゃんが亡くなった時のお話をきかせてください

元野良猫のちぃたんは台所の掃き出し窓から度々外へ遊びに行き、夜には家に帰ってきて寝るという日々を送っていました。 夏のある日、ちぃたんが家に帰ってこない日々が始まりました。 その頃にはちぃたんが連れてきた奥さん猫と子猫、ちぃたんの合計7匹が半家猫・半野良猫として家で暮らしていました。 珍しく長く遊びに出ているのかな、と気にも留めずにいました。 日付は思い出せませんが、夏にしては涼しい日の夜にちぃたんは定位置となっていた和室の畳の上で冷たくなっていました。 私も含めた家族はちぃたんが冷たくなっていることが信じられず、すぐに動物病院へ連れて行きました。 しかしすでにちぃたんは亡くなっており、恐らく車か自転車にぶつけられたであろう傷が頭にあると告げられました。 猫は死ぬ前に姿を消すと思っていましたが、ちぃたんは慣れ親しんだ家で最期を迎えるために必死になって帰ってきたことが分かりました。 野良猫だったにも関わらず家に帰ってきてくれたことの小さなうれしさと、ちぃたんを失った悲しみが同時に押し寄せ、家族みんなで亡骸を囲みながら涙しました。 そのあとは家の庭に埋葬し、周りにはきれいな花を植えました。

 

あなたがペットロスになった時の状況や気持ちなどの体験談をきかせてください

ちぃたんを亡くした日から、無意識にちぃたんが座っていた場所・寝ていた場所から動けない日がありました。 また、休日はちぃたんが埋葬されている場所に行き、もう答えることが出来なくなったちぃたんに向けて話しかけていました。 遺されたちぃたんの家族が心配そうに寄り添ってくれることもありましたが、しばらくは泣き通す日々が続きました。 ペットロスという言葉は知っていましたが、そんな言葉では表しきれないほどの大きく、重たい悲しみでした。 しかし悲しんでばかりではちぃたんや遺されたちぃたんの家族にも失礼ではないかと思い、徐々に悲しみから離れようとする努力を始めました。 遺されたちぃたんの家族を目いっぱい甘やかし、ちぃたんにしてあげられなかったことをすることによってペットロスから立ち直りました。

 

これからペットロスを迎える方に向けてアドバイスするとすればどんなことを言いたいですか?

愛するペットが亡くなることはとてもつらい経験になります。しかし、それ以上にたくさんの幸せや愛情・思い出を得ることが出来ます。 そして悲しみは永遠に続くものではなく、いつか時間が解決してくれます。ペットがどんな最期を迎えても、きっと幸せだったと思います。 失うことはとても恐ろしく、つらいと思います。しかし恐ろしいと感じることはそれだけ飼い主さんとペットが積み重ねてきた思い出や愛情が深いからだと思います。 いつか失う未来は変えられませんが、今を精一杯楽しみ・ペットを愛してあげてください。

 

 

 

 

 

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