私が小さい頃に飼っていた犬でマルと言います。
マルは臆病でしたが、馴れるととても人懐っこく、お風呂やトイレでも構わず付いてくる有様でした。
そんな臆病者のマルですが、ペット用の餌にもとても臆病で、いつも買っているペットフードが無くなりお店にも在庫がなかったので、別のものを用意したのですが、お皿と私を交互に見て「これ食べ物?」みたいな状態になっていたので、仕方なく私が一粒取って自分で食べて見せることにしました。
それを見たマルが凄く嬉しそうに私を顔をペロペロしたと思うと今度はお皿の餌を何の躊躇もなく食べ始めたのです。
それからというもの、ペットフードが変わるたびにそのようなやり取りが続き私もペットフードの味の違いとかが少しわかるようになったのですが、今考えると人の体に害はなかったのかが少し気がかりです。
最愛のペットちゃんが亡くなった時のお話をきかせてください
その時の夕方、私はテレビを見ながらうたた寝していました。
ふと目が覚めると家の玄関で私の母と近所に住む親戚のおばさんが「もっと優しくしてあげれば良かった」と言いながら泣いていました。
状況的にもし人が亡くなった時は玄関先でのやり取りはせず、居間とかでやり取りをするはずと、ふと思い凄く嫌な予感がしました。
おばさんは少しすると帰っていったので、私はすぐに母の元へ行き何があったのか聞きに行きました。
すると母は泣きながら「私の性でマルが車に轢かれちゃった」と言いました。
何やら買い物に出かけようと外に出た母にマルはいつもの様に付いていこうとしたようなのですが、その日の母は機嫌が悪く強めにマルに怒ったみたいで、その拍子にマルが慌てて家の方ではなく車道に逃げてしまい、丁度そこに通りかかった車に轢かれてしまったようでした。
嫌な予感がしていた私は放心状態で「あぁ、やっぱりか」とそこに暫く立ち尽くしていました。
あなたがペットロスになった時の状況や気持ちなどの体験談をきかせてください
マルの埋葬後、母親と父親から「他のペットを探すか」聞かれましたが私は「いらない」と素っ気なく拒否しました。
そしてマルの遺品等を片付ける事になったのですが、家族に私一人で片付けたいと言い、自分一人で片付ける事にしたのですが、一つ一つ手に取るたびにマルとの思い出が蘇って来て、一つ手に取るたびに泣き、次の物を手に取るたびに泣きで、とても片付けどころではありませんでした。
そして、そこで思っていたことが、「マルは私の家で飼われていて幸せだったのだろうか?」という事でした。
こんな突然の別れが訪れるとは知りもしなかったので、愛情を注いでいたつもりでしたがマルにとっては幸せだったのか、他のところで飼われていたらこんな亡くなり方はしなかったんじゃないかという後悔が押し寄せてきました。
これからペットロスを迎える方に向けてアドバイスするとすればどんなことを言いたいですか?
ペットの旅立ちは人間と同じで突然やってくることもあります。
老衰や病気なら少しは心の準備はできますが、言うことを聞かなかったり、突拍子のない行動を取るペットは事故で無くなり心の準備で出来ていない状態で旅立ってしまいます。
そして突然の出来事で一番後悔することは「私の元にて本当に幸せだったのかな?」ということです。
ですので、突然の別れがある事を知ったうえで、愛情を注いであげて、ペットにも自分にも公開がないようにして欲しいと思います。
今、ペットを亡くして後悔しているのなら
私の体験談を読んでみてください。
きっとあなたのお役に立てると思います。