私の愛犬はコーギー
ペット屋に長くいた犬だったので、甘え方がわからなかったようです。
甘噛みの時期に、新聞紙を丸めたものをかませたりしながら、一所懸命対応しました。
甘噛みとはいえ、嚙まれると腹が立ちます。
だいたいこちらが無防備なとき、ゆったりしているときを狙っているかのようでしたが、「今だけの時期」「三か月くらいだからもう少し我慢我慢」「今嚙んだらいけないことを学んだら、次は楽になるから」と自分に、家族に言い聞かせながら、頑張ったのが昨日のようです。
予防注射接種が遅かったので、公園デビューも時期がずれたりして、犬とのかかわりは少し難しいところがありました。
自分を人間だと思っているのではないかと疑うほど、はっきり意志を伝えていたのがかわいかったです。
足の短さが愛しくてたまらなかった
コーギーらしく、足が短く、胴体が長い犬でした。
すべらないように、太らないように気を付けていました。
それでも中年に差し掛かると、太ってお腹が出てくるようになりました。
足は長く伸びないので、ちょっと地面にこすったりしてかわいそうやら おかしいやらでした。
それでも、フードやお菓子を変えたりして、ダイエットさせていましたので、すぐお腹は締まりました。
それでもお腹の調子がよくないことが続いていました。
最後までトイレシートでやろうと頑張っていました。
最後の瞬間は私は仕事でいませんでしたが、家族の話によると顔をしばらく見て、それからすっと息を引き取ったそうです。
這うようにしながらも頑張っていた姿が、見られなくなって寂しいやらで、しばらくはぽっかり穴が空いたようでした。
いつかまってやるんだ?
小さい頃からペットを飼っていましたが、子犬の頃はよくても、学年が上がるにつれて構えなくなります。
亡くなる間際に「あまりかまってやらなくてごめんね」となるのがお定まりのパターンになっていました。
それが嫌で、コーギーには「今かまってやらなくていつかまってやるんだ」と思って一所懸命対応しました。
ちょっとしんどかった部分もあります。
また「いつまでも一緒にいようね」というような言葉はかけないようにしていました。
「行く時が来たら、こちらのことは心配せずすぐ行くように」といつも声をかけていました。
そのため前の犬のように後悔することはありませんでしたが、寂しさやぬくもりが恋しいことは前の犬以上で、自分でも驚いたほどでした。
約1年くらいは引きずったと思います。
形見を残すより記憶に残して
犬は寿命が短いものだし、それが当然なので、あまり長生きさせようと執着すると、余計しんどいかもしれません。
一緒にいて楽しかった思い出は、大切にしてほしいと思いますが、形見としてたくさん残すのはあまり感心しません。
クッションにはダニがすぐわくし、においもきつくなります。
できるだけ早い段階で処分するほうが、人間の健康にも良いと思います。
今は写真があるのですから。そしてすぐに次のペットを飼うことに罪悪感を覚えることもないと思います。