大きい犬だったので小さい頃は私を上に乗せて散歩に行くこともありました。
基本は祖母が散歩に連れて行っていました。
私の家で飼っていた犬は車小屋の横の犬小屋で飼っていて首輪などをしていなくても心配ないようなおとなさい犬でした。
私の友達や町の人もよくおとなしい犬だといい人な使い分けではないので特に懐いたりしているわけではなかったけどみんなに優しい犬でした。
吠えてるところとかはほんとに見たことないような犬で、大きい犬だったこともあり印象には残りやすかったと思います。
いつも家に帰ってきた時に最初に見える景色が犬小屋なので習慣の一部でしたが頭を撫でて家に入るみたいな習慣がありました。
あまり散歩以外で首輪をすることがなかったのですが忘れ物をした時などは走って持ってきたのを覚えています。
愛犬はクルクルと泣いていた
かなり長生きをしていたので寿命ということもありますが食べ物が詰まっての死亡でした。
父が高校生の時から飼っている犬で18年間飼っていたと言っていました。
犬に名前をつけたのは私の歳の離れた従兄弟、その当時はやっていたポパイからロッキーと名付けられたそうです見た目はかなり大きくて怖いですがとても穏やかな犬でした。
祖母は当時70を超えていましたが亡くなる日の夜は一緒に外で過ごしていました。
ほとんど吠えることなどはない犬でしたが亡くなる日の直前は吠えると言うよりはクルクル泣いているような感じでした。
目には時より涙のようなのが溢れていてとても苦しくてみることができませんでした。
夜中になくなったので朝家族全員が静かだったのを覚えています。
犬小屋の匂いはまだ残っていた
もともと吠える犬ではなかったので静かになるとかはありませんでしたが、学校から家に帰ってきた時の景色がとても寂しく感じました。
そして家族以外にも近所の人や私の友人からも愛されている犬だったので悲しむ人は多かったと思います。
慣れてきてるなと思っても車庫と犬小屋付近での匂いはまだ残っているので、まだ生きているのではないかと言う気持ちによくなっていました。
犬小屋は撤去しましたがそれでも匂いがなくなることはあまりなくて車庫の横がすごく寂しい感じがしました。
そして2年後に家をリフォームする際車庫と犬小屋だった場所にもう一つ家を建てることに決めました。
設計士さんなどと話している際本当にこの場所がなくなるんだと言うのと今では見慣れた家のこの場所に住んでいた犬を思いました。
もっと愛犬に話しかければよかった
言葉を話さなくても愛していることが伝わるような行動をとること、かまってほしいと近づいてくれる犬ではなくても自分からもっと話しかけていたらよかった散歩は祖母の担当だったが私ももっと一緒に行けばよかったと色々思うことがあります。
そして一番感じたのは祖母は犬が亡くなってからものすごい速さで物忘れなどが進み今は施設に行っています。
助けられていたのは人間側だったんだなあとも強く感じることができました。
愛し愛されているのがペットです。
今よりも深く愛してあげたらいいと思います。