私の愛犬はコーギーと柴犬のミックス
保護団体の方からご縁が引き取り、家族になる事ができました。
家族になる前保護団体のイベントが行われることを知り、事前に参加する子を確認していました。
とても魅力的な子だと思いすぐに会いに行きました。
その子は昔飼い主から暴力を受けて保護団体に保護された子でした。
会った時は人間に怯えてある様な姿を見受けられました。
家族全員で会いに行き、全員が家族として迎え入れたいと団体の方にいい、契約書を書いて家族になる事ができました。
保護されている方はとても細かく、接するときの注意点や与えていいもの、どういう環境下が適しているなど教えてくださいました。
初めて共に過ごした子でしたが、虐待されていた事もあり、すごく臆病でまた人が悲しんでいる時はそばにいてくれる様なとてもとても優しい子でした。
亡くなってから9年ほど経ちますが甘える声や可愛い仕草など鮮明に思い出します。
コーギー特有の病気に冒されてしまい
ある日歩き方に異変を感じ、病院に連れて行きました。
そこで先生からコーギー特有の病気になり、今の段階では治せる術がないと伝えられました。
特に何か手術が出来るわけでもなく、薬を与えることしかできませんでした。
病院に行ってから日に日に食べる量もあるから歩数も少なくなり、亡くなる前日には何も口にせず歩く事もできませんでした。
亡くなってからでは遅いのですが、もっと質の良い食べ物をあげれば長生きできたのではないか、もっとどこかに連れて行ってあげればよかった、好きなことをもっとさせてあげればよかったと後悔がつきません。
前の飼い主に虐待されていたからこそ、もっともっと優しく接してあげればよかったという事が1番後悔しつつ申し訳ないと思っています。
もう2度と新しい犬は飼えないと思っていたけど
命あるものいつかこの世からいなくなる事が運命なのですが、やはりその時期が来てしまうと受け止められない気持ちがあります。
自分の家族より他の家族のもとで暮らせたら幸せだったのじゃないかと考えてしまいます。
私はもうこんな思いをするなら生き物を育てることはしたくないと思いました。
数年が経ち、全てを否定的に考えてもしょうがないと思いました。
その子が生きていた毎日は輝いていて、みんなが楽しく笑ってた日は確かにあったと思います。
その子が一緒に暮らしている中で、楽しい日々を送れていたと信じたいです。
そして昨年新しい家族(ポメラニアン)を家族に迎えました。
今度はペットショップで出会った子なのですが、今隣にいれる一瞬一瞬を大切に後悔がない様にお世話をしていきたいです。
絶対に愛犬は幸せな日々を送っていたはず
亡くなってその事実を受け止めきれない方がいらっしゃると思いますが、その子は幸せな日々を過ごせたと思います。
生き物を育てるということは楽しいだけではなく大変な事も多かったと思います。
亡くなってしまった後愛情をあげれる唯一の方法は記憶に留めておくこと、忘れないことだと思います。
亡くなってすぐは悲しみの方が大きいと思いますが、一緒に育てた方がいればその人と思い出を話し合ったり、一人で記憶を辿ってみたり、何らかの形でもその子の居場所をずっと作ってあげる事に命のつながりを感じられると思います。